2014年12月22日月曜日

古民家再生いよいよ工事着工

 築80年以上の前の石場建ての古民家です。昭和初期の時代は、非常に立派な材料を使っています。サ~この建物がどんな形に変貌するのでしょうか!






 基礎は、石の上に載っているだけです。これで地震の時大丈夫?
昔は、一般的にまだコンクリートが普及していなかったし、金物もほとんどなかったのですが、永い日本の風土が作り出した建築技術の知恵が詰まっているのが古民家なのです。社寺建築は全てこの石場建ての造り方です。現在の布基礎を廻して土台をアンカーで固定し柱を立てる工法は戦後普及した工法です。建築基準法ができたのが昭和25年そら約60年がたち建築基準方が何回か変貌を遂げて現在に至りましたが、この基準方を考えたのは、明治維新以後ヨーロッパの建築技術を学んで考え出したものです。日本を伝統工法を研究して考え出されたものではないのです。
 私は、足元を完全固定ではなく、石場建ての良さを残す方法で補強を考えた施工方法で補強を今回て提案して、クライアントにご理解をいただき施工に至りました。
日本は、地震のほかに台風が有ります。このような災害は、長い歴史の中で繰り返し体験して、このような工法が生まれたのです。足元が固定されていないから地震の揺れを緩和して、柱・梁は金物を使わず仕口を大工さんが工夫して込栓して仕口は動く様に考えています。また、壁の中には柱を貫通して抜きが入っていてそこには、クサビが沢山は使われ、地震で揺れた時にそのクサビが圧縮を受け復元することで揺れを吸収してさらに、土壁がまた、ガサガサ揺れエネルギーを吸収しそれを超えると土葺き瓦が落ちて本体を守る仕組みになっているのです。その反面足元が固定されていないので大風の時に風で飛ばされないように、屋根が重くしてあるのです。
 そして全てのものが再生できるのです。
 
 
 

2014年12月20日土曜日

つくしの里 介護施設完成!


春から建設をしていた介護施設が完成しました。広い敷地なので駐車場も広く車寄せ余裕が有ります。
 

 センター花壇には、ピンク・ホワイトのハナミズキを植えました。玄関ホールから丸窓越しにハナミズキが見えるようになっています。

 つくしの里 高畑は、一宮市から「人にやさしい街づくり」適合証明をいただきました。
 玄関ホール、ハイサイドライトから光が差し込みホールが明るく保たれます。


2014年1月13日月曜日

2013年度耐震化アドバイザー養成講座終了発表会!

少し遅くなりましたが、2013年度耐震化アドバイザー養成講座、課題発表「グランプリ!」非常に具体的で現実可能な企画が提案されました。
グループ名TSK48の「家具固定から始まる地震に強い街つくり」が受賞しました。
家具固定の啓蒙をきっかけとした耐震新打率向上のための継続的なイベントの実施
を小学校区を区域として小学校単位で実施する事業です。これは、お年寄りは自分たちだけだと耐震化しようと考えないのですが、お孫さんから言われると孫のために動き出すからなのです。メンバーの役割、スケジュール、収支計画全てが確り考えた、発表でした。
私達も、耐震化アドバイザー養成講座の先輩として、発足(2008年)からこれまでの経過発表もしました。これから養成講座を終えた方で新しい組織をつくって耐震化に向けた活動をそれぞれの地域に戻って積極的に進めて頂くようお願いしました。