2011年5月28日土曜日

耐震リフォーム-2




中村区M邸の耐震リフォームです。


細長い敷地に昭和12年築母屋と24年築の離れが


有り、離れは以前染物工場で今は、住まいの一部と物置


と成っています。なんとかこれを住まいに変えて、表の母屋を


耐震改修したいのです。奥の離れから工事をしないと母屋が


工事出来ません。相当手を加えないとリフォームが出来ません。


母屋は非常に古く、無秩序に増築を重ね構造的にもよくない状態です。


これをどのように、耐震改修をして機能的にも使いやすく快適に住まいに


リノベーションするか!私達の腕の見せ所です。


さ~どんな住まいに変身するか、楽しみですね!


光と風を感じる住まいに大変身させます。










2011年5月15日日曜日

「木構造の基本知識」





 愛知建築士会 尾北支部主催で犬山国際観光センターフロイデで山辺豊彦氏による講演が

ありました。


建築基準法では、現在一級建築士が設計をすれば、確認申請では構造が不問(4号特例)

になっています。


 これが勘違いを招き、「一級建築士が設計すれば構造検証をしなくてもよい。」

この考えで一級建築士が工務店さんに頼まれてクライアントと一度も打ち合わせをしないで

工務店さんがクライアントと決めて来た間取りをそのまま設計して構造の検証をしないで、

申請だけを行ない監理もしないで業務を行なった建物が沢山あります。


 これは、昭和56年以前の建物が耐震強度が低く地震対して危険であると言うことで耐震診断

が無料で受けられ補助金も頂けるのに、昭和56以後の建物でも危険な建物が有るのです。

この建築基準法第6条第1項第4号(4号特例)が見直しになる動きが有りますが、まだ、施行に

至っていません。

そんな中で、仕様規定[壁量計算、四分割法、N値計算法、基礎仕様]の留意点や

天然乾燥・人工乾燥材のそれぞれの使用部位による加工方法など、実務の木構造計画に

活かせる役立つ講演でした。



7月から始まる「木塾」にも山辺さんの木構造の講演が有り楽しみです。