2016年4月1日金曜日

あいち建築物耐震改修事例コンペ最優秀賞受賞!!

愛知建築防災軽減システム協議会のコンペで最優勝賞受賞!
名古屋大学大学院教授の福和先生から賞状と盾・金一封を頂きました。
また、非常に高い評価も頂き本当に光栄です。
古民家にお住まいの方は、基礎が無いから耐震補強を諦めていられる方が非常に多く居られます。
伝統工法の建物は現在では非常に貴重です。壊してしまったら現在では、同じ材料も手に入りませんし
伝統工法の建物を建てて頂ける大工さんも非常に少ないのです。古民家の建築的な価値は、先人の知恵が詰まっています。伝統工法の良さを知って頂き古民家の良さを分かって下さる方が多くなると嬉しいです。




2015年10月24日土曜日

古民家! 耐震改修・リフォーム

    本日は、午後からお客様と事務所打合せです。使用材料等を予め用意してお待ちしました。
    楽しい打合せに成りました。
    図面も完成して次は、工務店さんに見積を頼みます。4月に完成の予定です。古民家の耐震改修とリフォームです。

2015年9月9日水曜日

古民家再生-Ⅱ

また、一宮で古民家の耐震改修計画の依頼が有りました。
これは、前回の古民家再生のオープンハウスに来ていただいたお客様です。
土曜日に、奥様が来ていただいて、日曜日にはご主人とご一緒に二日間着て頂きました。
オープンハウスの建物を非常に気に入って頂き連絡が有ったのです。
 この建物は、昭和36年築です。伊勢湾台風の時に元の建物が被害に合い建替えたそうです。
50年以上前の建物は、柱梁接合部は伝統工法の木組み造られていて、基礎は外周部が布基礎
が廻っていますが、内部は石場建て建物がほとんどです。
この建物も、外周部はI型基礎が廻っていて、Y方向に構造フレームの下に同じくI型基礎が入り
X方向は中心部分のみI型基礎が有りました。しかし、外周部のX方向は下屋部分で構造フレームのX方向には基礎が無い状態でした。X方向には壁がほとんどない為、現在の建築基準法で考えると非常に弱い建物と判断されてしまします。
しかし伝統工法の木組みの建物は、大きな変形に粘り強さを発揮して、足元が固定されていないので、地震の揺れを受け流してくれるのです。
既設平面ですが、東側に鉄骨で増築した、1階がLDKで二階に洋室が2室の建物がせつぞくしていますが、これを壊して減築して古い建物を耐震改修する計画です。おばあさんと定年退職されたご夫婦の住まいです。

 耐震改修・リフォーム計画は、水回りはすでにリフォームされていてリフォーム不要でしたので、既設の階段を無くし、新しくした吹抜けのダイニングの部分に移してDKを明るく開放的にしました。
耐震要素は、X方向を重点的に補強してバランスを考慮して耐震改修を致しました。大まかな耐震改修は、制振装置(ガーディアンクール)を8か所、パンチくんを4ヶ所、カーディアンウォールを二ヶ所採用し真壁上下空き工法が7か所の施工で補強値1.3を確保できました。


2015年8月28日金曜日

8月29.30日減災イベント!


29・30両日金山駅コンコースと都市センターF11で”「減災」でつくる地震に強いあいち”のイベントが有ります。
その中で29日午後から、私が事例発表として「古民家の耐震改修・リフォーム」を致します。ご興味のある方は是非、金山都市センター11階のホールにお出かけください。


2015年7月28日火曜日

古民家再生リフォーム竣工写真!!

                                                












2015年7月7日火曜日

一宮市K邸古民家再生リフォーム完成!

古民家は、寒くて暗いと言うイメージを北側にTOPライトを設置すことで明るく
開放的な空間が出来上がりました。
断熱は、平成25年度基準をクリアーして暖かさもさることながら、吹抜けを通り抜ける
気持ち良い風がエアコン不要の空間にしています。

吹抜け部分はDK上部とリビング上部と二分割に分かれるようになっています。
冬場の暖房を考え細かく仕切れるようになっているのです。
夏場は、この吹抜けを通じて北側にハイサイドライトオーニング窓が有るので
風が気持ちよく抜けていきます。


玄関の間接照明です。風水的に玄関い丸が良いのです。
壁下地はプラスターボード下地で、ハイクリンボードと言うものを使用し
仕上げはプラネットウォール マーブルフィール(ドイツ漆喰)全て自然素材です。
床は、ナラ無垢材ナチュラル塗装で床暖房対応品、床暖房は
エコ給湯式の暖房機器(50畳用)を使用しています。
アイランドキッチン!これは使いやすいです。
天井はレッドシダー無垢材です。

古民家の耐震補強は制振装置装着!

 下屋の部分も梁を入れ火打ち入れました。

 Hiダイナミック制振装置です。
 制震装置は、1階部分に17カ所設置
 粘りの強さをもたらす荒壁パネル、これは土壁をパネル化したものです。

 制震装置は現場でメーカーによる講習会が開かれました。
 耐震化アドバイザーのメンバーと記念撮影です。
 荒壁パネルの原材料を下地の模型です。こちらも現場で
代理店による講習をしていただきました。