高気密・高断熱とは良く聞きますが、遮熱とは余り聞きませんね!
現在の日本を建築業界は建築物の省エネルギーの考え方は、断熱材
の厚みを増すことと素材の性能で評価をしています。その熱の伝わり方は、
直接伝わる伝達、対流、輻射の三つです。
特に建物に影響を与えるエネルギーの75%が太陽からの輻射熱です。
輻射熱は電磁波の一種でこの電磁波を97%遮断する素材があるのです。
それが皆さんよくご存知のアルミなのです。この考え方は、宇宙での活動を
するために開発された宇宙服の中にも採用されています。しかし、アルミは
電磁波を反射する力は凄いのですが、その裏腹に直接伝わる熱伝導率は
非常に高いので、使い方を間違えると逆効果になるのです。
アースデザインでは、この素材を熟知して、CO2削減が騒がれる中、積極的
に店舗・住宅に採用しています。
体感して皆さん、一番分かるのが現場の職人さんです。特に暑い夏場に断
熱材を張る前にこの遮熱シートが張られると「現場事務所より涼しくて作業しや
すい!!」と言うのです。
この素材はまだ余り市場に出てきていない原因は、断熱業界が認めていない
ので、この工法を用いても長期優良住宅等の仕様に認められていないのです。
何か業界の裏が見えてきそうですが・・・・・・
性能的には、非常に効果があり材料自身そんなに高くないのでこれから広く
採用されて行くと思っています。皆さんも一度体感してみてください。
遮熱シートを施工した現場です。先週の日差しの強い日にその中で現場会議が
あり、初めて使用した現場監督も大工さんもその効果にビックリしていました。
{これから絶対標準で採用したい!」と言っていました。クライアントも「そうか宇
宙服か!!」と頷いていました。