2009年11月26日木曜日

木塾-2







奥三河の豊根村へ「木塾」の研修会で行って来ました。築100年以上の古民家と森林の現状、木材の製材現場を見学して、日本の伝統工法の良さと山の悲鳴を上げている現状を肌で感じてきたのです。
山から非常な労力を使い手間お掛けて製材をして丹精込めた木材を何とか地元でいかに使って行くか私たちの使命のように感じました。
戦後の焼け野原に「これからは、住宅だ!」と言うことで、全国的に植林が進み60年以上経った今やっと成長した良い木が伐採の時期に来ているのに、この木の価値がないのです。外材に押され売れないのです。木一本が大根一本より安いと言われています。インターネットを通じて現地で製材して直接顧客まで届ける形が少しづつ出始めていますが、最近は大手ハウスメーカーが山ごと買い、自社の製材工場で製材してしまうそうです。地元を飛び越えて行ってしまうのです。
地元の材木を地元で使うことや地元産の木材の良さをもっと末端の消費者に知っていもらい、設計事務所として良い住宅を提供して行きたいと思っております。

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