2012年12月15日土曜日

西洋アンティークと暮らす住宅の耐震改修工事PartⅡ

耐震補強改修工事

こちらは、GHハイブリット制震装置です。建物の揺れを押えて強さも兼ね備えた弊社得意の補強工法です。O邸では、この装置と合わせて、筋交+合板補強を行いました。予想される南海トラフ巨大地震は、繰り返し余震が襲ってくると考えられています。制震装置は繰り返し襲ってくる余震に対しても安心していただけます。

こちらの構面は、既設を捲ると既設筋交がXの形で入っていたのですが、左側から上がっている筋交は有効ですが、右側から上がっている筋交は交差している部分で切断されていました。この建物は全てこの方法で筋交が施工されていたんです。その為に補強値が下がって仕舞いました。それで新しい筋交を入れ直し構造面材、吉野石膏ボードのガラス繊維補強石膏ボード「グラスロック」を採用して耐震補強を致しました。

診断値 0.46 補強値 1.24 耐震補強費 178万円

家具・調度品・美術品はクライアント自身が確りと固定されています。硝子アンティークの工芸品は美術館と同じ方法で透明なゲル樹脂で固定されています。建物は、制震装置よって揺れを制御しているので揺れが小さくなり、硝子アンティーク美術品を守ってくれるのです。

耐震補強工事に合わせて床のバリヤフリー+床暖房、壁・天井の塗装替えを行いました。

2階寝室は、今話題の日本独自の技術でH2ロケットにも採用されて遮熱塗装「ガイナ」も採用しました。





寝室は淡いピンクのガイナ塗装を施工しました。天井が吹き抜けになってアンティークのシャンデリアもマッチして素敵な雰囲気になりました。

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